各クラウド会計ソフトのデータインポートとエクスポート対応状況を比較

クラウド会計のデータインポートとエクスポート比較

2大クラウド会計ソフトを徹底比較!
現在ご覧のページは数年前に書いたものなので、内容が古いものとなっております。

2大クラウド会計ソフトのマネーフォワードクラウドとfreee(フリー)の各サービスの詳細や2つの比較につきましては、下記【クラウド会計のマネーフォワードとfreeeを並べて同時に比較】をご覧ください。

しばらく更新作業ができていなかったのですが、2021年夏に内容を更新しました。
この2つの会計ソフトのどちらを検討されている方にはピッタリの内容となっております。

クラウド会計のマネーフォワードとfreeeを並べて同時に比較

↑のリンクからご覧ください。

ケイリー・オッジ

「今使っているマネーフォワードクラウド会計からfreeeにスムーズに移行できるのだろうか?」
「freeeから弥生会計オンラインに移行できるのだろうか?」

等々、クラウド会計ソフトを乗り換える時は不安に思いますよね?

ということで、今回はクラウド会計を代表する3つのサービス「freee」「マネーフォワードクラウド」「弥生会計オンライン」のデータのエクスポートとインポートの対応状況を見ていきましょう。

freee(フリー)のエクスポート・インポート状況

データのインポート 弥生会計
CSVファイル
データのエクスポート 弥生会計
財務応援R4
財務応援
JDL
ミロク
TKC
CSVファイル
PDFファイル

freeeのインポート元が弥生しかないが…

freeeは弥生会計のデータとCSVファイルがインポートできます。
しかし、ここで言う弥生会計のデータとはインストール版の弥生会計のことでありクラウド会計の弥生会計オンラインのデータはインポートは乗換可能データの対象外です

会計freeeでは、弥生会計の仕訳データを取り込むことができます。
※「弥生会計オンライン」の仕訳データは乗換可能データの対象外です。

なお、データの移行にあたっては、同期の有無にかかわらず口座の作成が必要です。
弥生会計から仕訳データを移行する

弥生会計のデータがクラウド版ではないということは、他のクラウド会計から乗り換えは無理ってこと??と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、ご安心ください。
「CSVファイル」が読み込めますので、ほとんどの会計ソフトから乗り換えが可能です。

実際、私も最近マネーフォワードクラウドからfreeeに乗り換えました。この際もマネーフォワードでは仕訳帳データをエクスポートしたCSVファイルをfreeeに読み込む形で移行しました。

マネーフォワードクラウドからfreeeへの移行について別記事にまとめましたのでぜひご覧ください。

5年使ったマネーフォワードクラウドからfreeeへ乗り換えてデータを移行しました

マネーフォワードクラウドのエクスポート・インポート状況

データのインポート 弥生会計
会計王
勘定奉行
やるぞ!青色申告
freee
JDL(IBEX 会計)
JDL(IBEX 出納帳)
PCA
財務応援
ミロク
A-SaaS
CASH RADAR
データのエクスポート 弥生会計
勘定奉行
JDL(IBEX 会計)
PCA
財務応援
ミロク
TKC
CSVファイル
PDFファイル
MF形式

インポートもエクスポートも充実のマネーフォワードクラウド

マネーフォワードクラウドはインポートもエクスポート対応の他社クラウド会計より多いのが特徴です。

去る者は追わず来る者は拒まずといったスタンスでしょうか。製品に自信があるからこそできる対応なのではないでしょうか。

マネーフォワードクラウドは2019年5月に値上げがあったものの、給与計算ソフトなども使う企業にはお得なバックオフィス包括サービスであることには代わりありません。

各サービスもすべて使いやすいので、従業員を数名抱える会社でしたらマネーフォワードクラウドがおすすめです。

弥生会計オンラインのエクスポート・インポート状況

データのインポート 弥生インポート形式
CSVファイル
txtファイル
データのエクスポート 弥生インポート形式
CSVファイル
txtファイル

インポートもエクスポートも少ない弥生だが…

会計ソフト会の王者、弥生会計はインポートもエクスポートも対応先が少ないです。

でも大丈夫です! 弥生会計は日本の会計ソフトのデファクトスタンダードとも言える製品なので「弥生インポート形式」は各社読み込めるように作っています。

freeeも弥生インポート形式をサポート
freeeも弥生インポート形式をサポート

マネーフォワードクラウドも弥生インポート形式をサポート
マネーフォワードクラウドも弥生インポート形式をサポート

このように弥生インポート形式は各社読み込めるようになっております。

実はどんな組み合わせでも移行は可能

ここまでfreeeとマネーフォワードクラウドと弥生会計オンラインのインポートとエクスポートの状況について説明してきましたが、実は対応未対応にかかわらず、各社クラウド会計間の引っ越しはどのような組み合わせでも可能です。

経理はすべて仕訳帳に仕訳が記録されています。
仕訳帳をCSVファイルでエクスポートして、各社のフォーマットに合わせてからインポートすれば移行が完了します。

仕訳帳以外に勘定科目の設定や口座の設定は必要になりますが、先日マネーフォワードの仕訳帳データをfreeeにインポートした時のように簡単です。

ケイリー・オッジ

というわけで、現在使っている会計ソフトに不満があったり、自動取込などの機能で経理で楽に済ませたい方は乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか?

クラウド会計のマネーフォワードとfreeeを並べて同時に比較