freeeの仕訳の自動登録が便利すぎる!経理が不要になる使い方

経理自動化計画

ケイリー・オッジ

freeeには他のクラウド会計には無い仕訳の自動登録という機能があります。私は最初、それを使うつもりなかったんですが、使ってみたら便利すぎて驚きました。

この機能について私は、freeeに学習させ続ければ、いずれ仕訳作業がほとんど無くなるのではないかと思ってます。

というわけで今日はfreeeの自動登録機能についてお話させていただきます。

仕訳の自動登録とは

最初にfreeeの仕訳自動登録をご存知無い方のために簡単に説明いたします。

自動登録はfreeeにしかない機能

自動でできる!なんてどのクラウド会計でもできるイメージだけど本当にfreeeだけなの?

サラ・リドナー

クラウド会計ソフトのセールスポイントで「自動で仕訳」と謳っているものはたくさんあります。
しかし、登録までできるのは今のところfreeeのみです。

自動で仕訳

よく聞く自動で仕訳は、連携した銀行やクレジットカードのデータを取り込んで、自動で勘定科目を提案してくれる機能です。これはマネーフォワードクラウドや弥生会計オンラインでもできます。

例えば、クレジットカードのデータで「東京電力 電気料金等 5,298円」という明細があった場合、

水道光熱費 5,298円/未払費用 5,298円

といった仕訳の提案がされますので、ユーザーはこれが正しければ登録ボタンを自分でクリックして登録します。

自動で登録

よく聞く自動で仕訳という機能は、上記のように勘定科目が自動で提案されますが、freeeではもう一歩進んで自動で登録までしてくれる機能があるのです。

例えば、上記と同じくクレジットカードのデータで「東京電力 電気料金等 5,298円」という明細があった時に、freeeでは上記のような仕訳だけではなく登録までしてくれます。

初回に学習させる必要はありますが、次に同じ取引が発生した際は自動で登録してくれるので、知らないうちに経理作業(仕訳作業)が終わっているといった機能です。

freeeの自動登録はこんなに便利

freeeの自動登録がどれくらい使えるかと言うと、下のクレジットカード明細は実際の私のクレジットカード利用明細なのですが、赤X以外の取引は次回以降は自動化できます。

クレジットカードの利用明細

BIGLOBE、LINEモバイル、NTT東日本、エックスサーバー、ムームードメイン、ネットオウル、DMM.com、ドコモは通信費

JR東日本モバイルSuica、杉並交通、昭和自動車は旅費交通費

東京電力は水道光熱費

GOOGLE YOUTUBEPREMIUMは雑費

といった具合に、自動仕訳登録の設定をすると次回以降は私が知らないところで仕訳作業が終わるようになります。

また、私はサーバー費用とドメイン費用はそれぞれサーバー費とドメイン費といったように品目を付けて管理しておりますが、品目も自動で付けるよう設定もできます。

ネットオウルはレンタルサーバーとドメイン管理のサービスがありますが、私はネットオウルではドメイン取得管理でしか利用しないので、ネットオウル=ドメイン費で問題ありません。

逆にエックスサーバー社はドメイン取得管理の事業も行っておりますが、私はサーバーの利用しかしていないので問題ありません。

同様に私はDMM.comではSIMカードの利用しかしてないのでDMM.com=通信費で大丈夫です。

自動登録の設定

それでは実際にfreeeの自動登録の設定方法を見ていきましょう。

「今日やること」に表示される

freeeでは銀行やクレジットカードのデータを取得すると「未処理○件」といった表示がされます。
赤枠で囲ったオレンジ部分をクリックします。

仕訳を登録する

クリックで拡大

そうするとこのように未処理の取引が表示されます。上の画像は1件だけ切り取ったものですが、実際は未処理の取引が一覧で表示されます。

ここで登録をクリックすると仕訳作業が完了しますが、自動登録の設定をする場合は詳細をクリックします。

自動登録ルールとして設定

クリックで拡大

ポップアップで詳細が表示されます。表示された枠の下部に自動登録ルールとして設定があるので、チェックマークを付けて登録するをクリックします。

「登録する」を選択する

クリックで拡大

自動登録ルールの作成という画面になるので、赤枠の部分をプルダウンで取引を登録するにして、作成するをクリックします。

これで自動登録の設定が完了します。
簡単ですね。

取引によっては前方一致で

私の場合ですが、自動登録ルールの設定をする際にほとんど完全一致で問題なく自動登録は作動するのですが、NTT東日本の取引明細だけは「04月分」といった表示があって完全一致だと来月は自動登録が反応しません。

NTT東日本は前方一致で

NTT東日本のように「〜〜〜〜 ○月分」などと表示される取引については、○月分を削除して前方一致にすれば毎月自動登録が反応してくれます。

自動登録の修正

自動登録ルールは修正ができますので、前述の「○月分」などの修正も簡単にできます。

「設定」の中から

画面上部の設定の中の自動登録ルールの設定をクリックします。

一覧が表示される

このように今まで登録した設定の一覧が表示されます。
この一覧には自動登録勘定科目の自動提案が含まれます。

「登録する」を選択する

修正したい項目をクリックするとポップアップで自動登録ルールの編集の画面が表示されます。

条件を前方一致に変更したり、取引を登録するに変更したり、品目を付けたりと、修正したい部分を変更して設定するをクリックします。

これで修正が完了です。

【課題】より便利にするために

今でも普段の仕訳の8割は自動で済ませていて作業はとても楽になったのですが、完全自動経理を目指したいと思います。

ただし、Amazonやヨドバシカメラなど、いろんな物が売ってるお店だとfreeeにはそれが何なのか判断が付かないので難しいかもしれません。

アマゾンの取引明細

Amazonでは書籍も買うし文房具も買いますので、クレジットカードの取引明細に「Amazon.co.jp」と表示されているだけで、それが新聞図書費なのか消耗品費なのかfreeeにはわからないのです。

Amazonは連携可能

Amazonはfreeeと連携が可能なので、取引データを取り込んでみようかと考えたこともありましたが、経理を複雑にすると本末転倒なので今のところやらずにいます。


freeeの自動登録については以上です。
いろんな物を取り扱っているお店以外の取引でしたら自動化できますので、freeeをお使いの方はぜひ試してみてください。

freeeについては他にも記事を書いております。

会計freeefreeeのスペック一覧と使ってわかった特徴と改善希望点

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