私が自信を持っておすすめできる会計ソフトは、マネーフォワードクラウドかfreee(フリー)です。
従来からあるインストール型の会計ソフトについては、これから使い始める方にはおすすめしません。
インストール型の場合、たとえお試しバージョンがあるにせよ、ハードウェアとの相性(macでは使えなかったりCPUやメモリの条件等)があったり、試しにインストールするだけでもハードディスクを無駄に使うことになります。さらに製品によってはレジストリを変更されたりと何かと面倒なことが多いのです。
インストール型にはないクラウド会計ソフトの7つのメリット
インストール型の会計ソフトをオススメしない一方で、クラウド型の会計ソフトには以下の7つのメリットがあります。
- インストール不要
- macでも使える
- 常に最新版が使える
- 税理士・会計事務所とのデータ共有が簡単
- 複数のパソコンから使える
- データを安全に保存(高セキュリティ・バックアップ不要)
ひとつずつ詳しく説明します。
インストール不要
ブラウザにIDとパスワードを入力するだけで使い始められます。パソコンを買い替えたときも煩わしい設定は不要です。
インストールが不要だからハードディスクの容量を使ったりもしません。ハードディスクの容量は大きいですが、ノートパソコンなどでよく使われている高速なSSDなどはまだまだ高いので容量は節約できるのは大きなメリットです。
パソコン内部を全く汚さないので、クラウド会計ソフトなら何種類でも手軽に試すことができるのもメリットです。
macでも使える
インストール不要でブラウザがあれば使えるからmacでも使えます。これまでmacでは使える会計ソフトが限られていましたが、クラウド型ならどのパソコンでも使えます。
windowsとmacだけではなく、iPadでもAndroidのタブレットでも使用が可能です。

銀行やクレジットカードのデータを自動で取得できる
銀行やクレジットカードの取引データが自動で取得でき、しかも勘定科目も自動で提案してくれます。自動提案してくれない場合でも一度自分で勘定科目を付ければ次回は自動で付くように学習してくれます。
また、会計ソフトによりますが銀行やクレジットカード以外のインターネットサービスの取引データにも対応しています。例えば、MFクラウドの場合はレジシステムやAmazonの販売データと連携が可能です。
取引データの受動取得の対応状況はトップページ中の比較一覧表にまとめてますのでぜひご覧ください。
常に最新版が使える(アップデート不要)
会計ソフト自体が自分のパソコンではなく、サーバーに入っているので常に最新版のソフトを使うことができます。従来のインストール型のソフトの場合、windowsのアップデートや法改正などでバージョンアップが必要ですが、クラウド型はバージョンアップを全く意識することなくユーザーは最新版を使えます。
税理士・会計事務所とのデータ共有が簡単
データがサーバーに入っているので、物理的に遠く離れた会計事務所との会計データのやり取りも楽です。
従来ならデータをエクスポートしてメールに添付して帳簿を見てもらっていましたが、クラウド型会計ソフトなら会計事務所用のアカウントを作ってデータを共有できます。
複数のパソコンから使える
いつも使っているパソコンが壊れてしまった場合でも、経理業務はすぐに別のパソコンから再開できます。
また、事務所、自宅、取引先でといったようにどこからでも会計ソフトにアクセスできます。
データを安全に保存(高セキュリティ・バックアップ不要)
常にサーバーにデータが保存されるクラウド型なら自分でバックアップを取る必要はありません。また個人のパソコンのようにウイルスに感染して情報が流出することもありませんので、自分のあるいは会社のパソコンに経理データを入れておくよりずっと安心安全です。
あなたに最適な会計ソフトの選び方
このページでご紹介した3つの会計ソフトは、それぞれ経理に必要なことはできます。それでも各社それぞれ特徴がありますので、一度無料でお試ししてみて判断することをおすすめします。
どれを最初にお試しするかについては、各会計ソフトの特徴から下記のパターンがおすすめです。
経理に詳しくしっかり経理ができる会計ソフトがいい
この場合は法人でも個人事業主でも取引データの自動取得の提携数が多いマネーフォワードクラウドがおすすめです。データを自動に取得できれば仕訳(勘定科目を付ける作業など)がこれまで比べ物にならないくらい簡単になります。
経理もパソコンの操作も少し不安がある
この場合は経理業務のサポートもしてくれる弥生会計オンライン、やよいの青色申告オンライン(白色事業者は、やよいの白色申告オンライン)がおすすめです。ただし、その場合はサポート付きのベーシックプランを選択して下さい。サポートなしのセルフプランは2年目以降状況に合わせて変更することをおすすめします。
今までよりシンプルにモバイル環境でも経理業務をしたい
この場合はモバイルアプリで仕訳ができるfreee(フリー)をおすすめします。アプリで経理作業ができるのはfreeeだけです。
冒頭でも申し上げましたが、私が自信を持っておすすめできるのはマネーフォワードクラウドとfreeeです。下記ページではその2つのクラウド会計ソフトを徹底的に比較してます。
ご覧いただき、どちらを導入するかの参考になれば幸いです。