MFクラウド会計のライトプランとベーシックプランの違い

2大クラウド会計ソフトを徹底比較!
現在ご覧のページは数年前に書いたものなので、内容が古いものとなっております。

2大クラウド会計ソフトのマネーフォワードクラウドとfreee(フリー)の各サービスの詳細や2つの比較につきましては、下記【クラウド会計のマネーフォワードとfreeeを並べて同時に比較】をご覧ください。

しばらく更新作業ができていなかったのですが、2021年夏に内容を更新しました。
この2つの会計ソフトのどちらを検討されている方にはピッタリの内容となっております。

クラウド会計のマネーフォワードとfreeeを並べて同時に比較

↑のリンクからご覧ください。

追記:2019/5/9
マネーフォワードクラウドのプランと料金が変わりましたので新旧プランをわかりやすく一覧表にしました。

マネーフォワードクラウドの新料金プランがわかる新旧比較表を作った

プラン改定によってライトプラン、ベーシックプランという呼び名は無くなり本ページの内容は古いものになりますが、資料としてそのままにしておきます。

MFクラウドとFreeeの違いを左右並べて同時に比較!の料金プランの説明の後でもふれていますが、ここではより詳しくMFクラウド会計のライトプランとベーシックプランの違いについて説明いたします。

ちなみに私はMFクラウド会計はライトプランを使用しています。

ライトプランとベーシックプランの違い

ライトプランとベーシックプランでは下記の5つの違いがあります。

  • 電子証明書連携ソフト利用
  • 登録可能な部門数
  • 仕訳入力の期間制限機能
  • 取引No.の振り直し
  • MFクラウドストレージの容量

電子証明書連携ソフト利用

これはオンラインバンクで採用している電子証明書の連携ができる機能です。
メガバンクの法人口座などで採用されている方式です。
この機能の注意点としましては、macでは対応していないことです。
またwindowsならどのPCでもできるわけではなく、端末に電子証明書を設定しなくてはなりません。

クラウド会計ソフトのメリットがなくなってしまいますので私はそのような金融機関を利用することはないですが、セキュリティをより強固なものにしたい場合は利用するといいかと思います。

登録可能な部門数

ライトプランは2部門まで、ベーシックプランは無制限に部門を設定できます。
複数の事業を展開している場合などで財務分析をする際に役立ちます。

経理や税務では必ずしも部門を分けて計上する必要はないので、実際には複数部門がある事業者であってもライトプランを使っていても問題ありません。

仕訳入力の期間制限機能

過去の仕訳を編集できなくする機能です。
決算した後にそれ以前の数字を変更してしまうと数字が合わなくなってしまいますので、うっかり変更してしまわないための機能です。

クレジットカード連携をしていると決算から数ヶ月後に決算前の取引データがくることが稀にあります。そんな時、うっかり前期の日付で仕訳登録してしまうと決算書の数字とずれが生じます。
これを防ぐためにこの機能があります。地味ですがとても役立つ機能です。

私の場合、月極での決算はしていないので一年に1回、決算が終わったら設定して絶対に前期のデータをいじらないようにしてます。

この機能は、会計帳簿→帳簿管理で設定できます。

仕訳入力の期間制限機能はここで設定する

取引No.の振り直し

全ての仕訳には取引ナンバーが付いています。
これを日付順に綺麗に付けなおしてくれる機能です。
個人的には必要以上に帳簿をいじらない主義なのでこの機能は使ってません。

MFクラウドストレージの容量

ライトプランは100MB、ベーシックプランは10GBです。
10GBは10,000MBなので100倍の差があります。
とは言え3年使っていて使用したクラウドストレージの容量は2.1MB、3年分の決算書の容量だけです。

では、10GBなんて何のためにあるのか?ですが、それはレシートを電子保管するためです。
レシートを電子保存するためには電子帳簿保存法の基準をクリアしなくてはなりませんので、何も準備をせずに手元のレシートをせっせとスキャンしてもダメなのですが、電子保存に対応している事業所でしたら、このクラウドストレージに保存しておくと、管理が楽になるのではないでしょうか。

電子帳簿保存法については国税庁のサイトをご覧ください。
・・・難しくて私は断念しましたが……

国税庁 電子帳簿保存法について


以上がMFクラウド会計のライトプランとベーシックの違いになります。

MFクラウド会計は小規模法人ならば利用料金が安いライトプランでも十分実務に耐えると思います。