MFクラウドの口コミを運営会社のマネーフォワード様経由でユーザー8名にインタビューしました。

会計ソフトを導入する前に、実際のユーザーの口コミを見る方も多いかと思います。

私も会計ソフトの導入を検討していた頃にインターネットで会計ソフトの口コミを探しましたが、口コミの出処が不明なものや、クラウドソーシングサイトで集めた実際のユーザーかわからない口コミだったりで、信頼できる口コミが見つかりませんでした。

口コミを自社で集めようにも実際に使っているか否かの確認がとれないので、当サイトでは口コミを掲載することはないと考えておりました。

しかし、今回、MFクラウド会計・確定申告の提供元であるマネーフォワード様の協力を得て、実際にMFクラウド会計をご利用の8名の方へインタビューさせていただくことができましたので、当サイトでも初めて会計ソフトの口コミ・ユーザー体験談を掲載したいと思います。

インタビューは、私がインターネット上に質問フォームを設置した後、マネーフォワード様からユーザー様に連絡をしていただき、ユーザー様がフォームを経由して回答するといった方法で行いました。

回答者のプロフィール

※ご回答者の性別、国籍、年齢はお聞きしておりませんので、写真はあくまでイメージです。

ケイリー・オッジ

あなたの業種、事業歴、経理のご経験について教えてください。
副業で中古パーツをネットで販売しています。
経理は初めてです。

Aさん

映像制作を6年やってます。
もともと商業高校で簿記を学んでいたので経理に関わる業務には抵抗はないつもりでしたが、独立後に実際に取り組んでみると高校時代に学んだことはすっかり忘れていて、ほぼ一から勉強しはじめました。

Bさん

編集業・専門書の編集をはじめて14年目です。
これまでは、130万円以内に抑えて、毎年確定申告Aを自分で計算してやってきましたが、今年初めて青色申告を開始しました。

Cさん

システムエンジニアとして15年やってます。2016年7月に退職して、9月に個人事業主として独立しました。
経理はシステムエンジニアの頃、基幹システム構築などからある程度の流れなどは把握済みです。また、高校で商業科だったこともあり、仕訳などの基礎知識はあります。

Dさん

サウンドクリエイトとWEBサイトの運営を6年やってます。
経理は開業前に独学で学びました。

Eさん

大学や企業での講義、講演、著述活動をしております。
今年の4月から個人事業主として青色申告申請をしました。並行して会社員も続けています。簿記は2級を持っていますが、実務で使ったことはありません。

Fさん

経営コンサルティング業を9年しております。それ以前は建設業、不動産業でした。
税理士講座の簿記論と財務諸表論を1年間受講し、経理の実務経験は独立してからの4ヶ月です。

Gさん

ウェブ制作業務は10年。独立しフリーランスとして活動するようになり約6年経ちました。
学校で簿記や会計の基礎知識を学んでいたためことが役立っています。

Hさん

使ったことがある会計ソフト、比較検討した会計ソフト、MFクラウドに決めた理由

ケイリー・オッジ

MFクラウドの使用歴と以前使ったことがある会計ソフト、MFクラウドを導入する前に比較検討した会計ソフトを教えてください。 また、MFクラウドに決めた理由や他の製品を使わなかった理由を教えてください。
経理が初めてで、簿記は勉強した事があるものの得意ではなく、ネットで調べてたらMFクラウドが簡単そうだったので選びました。

Aさん

MFクラウドは2年ほど使ってます。
以前はインストール型のやよいの青色申告を使用しておりました。MFクラウド導入後、インストール型のやよいでの経験から同クラウド型(※)を試してみましたが、当時は金融機関から自動データ取得がうまく行かず、結局MFクラウドに落ち着きました。またfreeeと比較するといち早くランサーズと連携したことがMFクラウドを選ぶきっかけになりました。今のところランサーズは利用しておりませんが、こういったサービスとの連携がMFクラウドの良さと感じております。
(※やよいの青色申告オンライン)

Bさん

MFクラウドは今回はじめて使います。
freeeと悩んで1ヶ月ほど併用していたが、MFクラウドの方が仕組みがわかりやすかったのと、画面がおしゃれな感じだったので採用しました。

Cさん

業務として会計システムに触れたことはありましたが個人事業主となってはじめて経理分野のソフトに触れたのはMFクラウドが初めてです。
MFクラウドは前職でクラウド会計の研修で知っていたこともあり、比較する以前にMFクラウドの導入を決めました。

Dさん

MFクラウドは使用してからまもなく1年になります。
以前はインストール型のフリーソフトを使用しておりました。弥生会計などパッケージ商品と比較の上、クラウド型で使い勝手がよいという理由でMFクラウドを選びました。

Eさん

個人としてマネーフォワードは使っていましたが、個人事業主になってからもう一度他のアプリケーションとMFクラウドを比較検討しました。
すでに個人で使っていたマネーフォワードのデータをそのまま使えること、また問い合わせへの対応が的確で親切だったこと、Webでの評判がよかったことからMFクラウドに決めました。行った仕訳が自動で学習されていくのも便利です。

Fさん

MFクラウドは4ヶ月ほど使用しています。
それ以前に使ったソフトはありません。freeeかMFクラウドのどちらかにしようと検討しましたが、素人のためどちらが良いか分からず、以前、MFの家計簿に登録したことがあり名前に馴染みがあったのでMFクラウドに決めました。

Gさん

MFクラウドは約4年ほど使用しています。
MFクラウドを使う前はインストール型の弥生会計を使っていました。
弥生のオンライン版がまだなかったため、freeeかMFクラウドを検討しました。
両方を数ヶ月使用してみたのですが、扱いやすさ、デザインの信頼性などからMFクラウドをのみ使用するようになりました。

Hさん

難しいところ、わかりにくいところ

ケイリー・オッジ

MFクラウドで難しいと感じた機能や経理業務はありましたか?
全てが初めてで、ただ入力をしているだけなので特に難しいと思った事はないです。

Aさん

導入初期の頃、やよいの青色申告に比べると申告書類との連携に疑問を感じるところがありましたが翌年にはアップデートされ、現在は難しく(面倒くさく)感じるところはありません。ただ大幅アップデートでインターフェースが刷新されると、あの機能はどこだっけ?という事がございました。

Bさん

現金出納帳とのリンクさせるところが難しかった。「小口現金」の意味がわからなかった。

Cさん

登録した口座の入出金の振り分けでプライベートと業務を振り分ける際の判断が難しい。個人事業主で自宅が職場の場合、割合を設定できると更に使いやすくなると思う。

Dさん

勘定科目の追加で少し手間取りましたが、普段使う操作は使いやすく満足しています。

Eさん

自動取得されたデータの費目をどう設定すればいいか、たとえばamazonでクレジットカードで購入した書籍の仕訳について混乱しました。ヘルプにはもちろん書いてあるのですが、どうもわからない。今でも正しいかどうか不安です。
個人事業主ならではなのかもしれませんが、事業主貸、事業主借の扱いもわかりにくいです。初年度ということもあって、法人カードの取得が遅れており、個人カードでの決済のが多いので、どう切り分ければいいのか、対象外にした後に「これで良かったんだっけ?」とまた迷ったりしています。

Fさん

固定資産台帳と他の機能がリンクしていない。例えば、固定資産台帳の日付と開始残高をうまくリンクさせられないか?といったところです。

Gさん

どんどんと改善されているので、いまは特にありません。

Hさん

導入前の不安点

ケイリー・オッジ

MFクラウドを導入するにあたり、クラウド型ならではの不安はありましたか?
特にありません。

Aさん

特段ございません。強いて言えば、自分が経理関係の業務を行いたいときにサーバーメンテナンスだと困るぐらいです。

Bさん

セキュリティのことは気になります。

Cさん

スマートフォンがあれば自宅以外でも経理処理ができるのはありがたいが、やはり画面が狭くで一括で知りたい情報がみづらい。
クラウドならではの利点ではあるが、入力ミスに気づきにくいのがスマートフォンの欠点だと感じた。

Dさん

情報漏洩などのリスクを考えましたが、クラウドの利便性と多くの金融機関と連携しているという信頼感から導入に至りました。

Eさん

IT業界にいたこともあるので、クラウドそのものに対する不安はありませんでした。サービスを終了した後のデータの活用がどこまでできるかは少し心配があります。

Fさん

特にないです。

Gさん

データの流出と作業を間違えても元の状態に戻せるのかについては気になりました。

Hさん

MFクラウドと連携しているサービス

ケイリー・オッジ

データの自動取得で連携しているサービスを教えてください。(銀行名、クレジットカード会社の具体名は不要です)
銀行口座とクレジットカードです。

Aさん

銀行口座、クレジットカード、MFクラウド請求書です。

Bさん

銀行口座、クレジットカードを連携しています。

Cさん

銀行口座のみ自動データ取得しています。

Dさん

銀行口座、クレジットカード、A8.netを連携しています。

Eさん

銀行口座、クレジットカードの2つです。

Fさん

連携しているのはクレジットカードのみです。

Gさん

銀行口座、クレジットカード、クラウドソーシング売上、MFクラウド請求書を連携して使用しています。

Hさん

MFクラウドで経理業務はどれくらい楽になるのか?

ケイリー・オッジ

MFクラウドを導入して経理業務はどれくらい楽になりましたか?
経理が初めてでどれくらい楽と言う基準がないです。初めてまだ半年で確定申告まで終えれば流れがわかってくるのかなぁと思ってます。

Aさん

他社製品を使用していた時は銀行からのデータ取得がうまくいかず、結局月に1回記帳して、クレジットカードの請求書と照らし合わせつつ手入力、申告時期に間違いに気づき右往左往するということがありましたが現在はそれもなくとても楽になりました。

Bさん

はじめての青色申告なので比較のしようがないです。

Cさん

銀行口座の自動取得があるおかげで振り分けがとても便利だと感じます。また、自動で勘定科目を提案してくれるのは楽だと思う。

Dさん

普段の記帳では銀行口座とクレジットカード等の入出金の入力が自動化されたことと、月間の財務諸表、レポート類の作成が不要になり、経理に費やす時間が格段に減りました。

Eさん

学習機能で入力作業が相当減りました。ヘルプを見るとある程度の仕訳もわかるので助かります。

Fさん

最初からMFクラウドを導入したため不明です。

Gさん

日々の入力する作業が一気になくなりました。数字のミスなども大幅に減ったため、特に申告や決算処理の時間が短時間でできるようになりました。
申告の時期は数日から1週間は取り分けていたものが、きちんと日々の記録を行なって入れば1,2日で終わってしまいます。

Hさん

MFクラウドへの要望・希望

ケイリー・オッジ

ここまでアンケートにご回答いただきありがとうございました。最後の質問です。MFクラウドに追加してほしい機能などの要望はありますか?ありましたらお書きください。
今の所、不便なとこはないので助かっております。

Aさん

現在は満足しておりますが、導入時に感じたことは、やよいにはあった「営業車のガソリンを入れた」など具体的事例から仕訳してくれる機能がないことです。記帳に慣れると逆に鬱陶しいというか、いつまでたっても勘定科目を覚えませんし当てはまる事例がないと記帳できなくなるので無くてもいい機能ですが。

Bさん

とくにありません。

Cさん

個人事業主なので職場兼自宅なので水道光熱費の比率を設定できるとありがたいです。

Dさん

特にありません。

Eさん

クレジットカードで購入した場合の未収金の仕訳は現時点では学習されておらず、1行で未収金となっているだけだが、結果的には引き落とし口座から未収金ー普通口座として仕訳されるので、2行の仕訳が自動で出てきてほしい(でてくるのかもしれないけれど、なぜかでてきません)。

Fさん

1. MF請求書との連携の改善。
具体的には、請求書発行日に売掛金/売上が自動で登録され、実行ボタンを押すと普通預金/売掛金の仕訳が自動で登録される等。自動登録の仕訳は自由に設定できるとなお良いです。
2. SUICAとの連携
どこの駅で乗りどこで降りたかと金額が自動取得できると助かります。

Gさん

スマホからの管理。指紋認証などのセキュリティ面のさらなる強化を希望します。

Hさん


MFクラウド会計・確定申告のユーザー様へのインタビューは以上です。

業種も使用歴も8人8色のインタビューでしたが、皆様それぞれ活用されているのがわかりました。
また、導入前の不安点やMFクラウドへの要望で現在でも解決できることもあるかもしれませんので、そのあたりを当サイトでも深掘りしていきたいと思います。

今回インタビューにご回答いただきましたユーザー様、インタビュー実現へご協力いただいた株式会社マネーフォワード様と株式会社もしも様に厚く御礼申し上げます。